私の投資ストーリー|始まりから、リーマンショックでの挫折まで

投資

1、投資の世界へ飛び込んだ、28歳の決断

私が株式投資の一歩を踏み出したのは、28歳だった2004年のことです。当時は今の「SBI証券」ではなく、まだ「イー・トレード証券」という名前だった頃。懐かしいですね。 きっかけは、会社の先輩から言われた「これからは投資の時代だぞ」という、たった一言でした。素直(というか、ちょっと単純?)だった私は、「そうなんだ!」と真に受けて、なんとその日のうちに口座開設の手続きをしてしまいました(笑)。

2、『金持ち父さん』との出会いと、見よう見まねのスタート

さらに先輩から勧められた『金持ち父さん 貧乏父さん』という本を読み、「お金にも働いてもらう」という考え方にものすごい衝撃を受けました。これで投資へのワクワク感が一気に膨らみ、本を読み漁る日々が始まります。 ただ、当時はチャートの見方や売買のタイミングといった「テクニカル投資」の本ばかり。本で学んだ知識を見よう見まねで試しながら、個別株の売り買いをスタートさせました。

3、感情に振り回される日々、そして「お小遣い稼ぎ」の限界

でも、現実はそんなに甘くありません。株価が少し上がれば「もっと上がるかも!」と欲が出ますし、逆に少し下がると「いや、きっと戻るはず……」と損切りができない。完全に感情に振り回されるばかりで、最初はなかなか利益を出せませんでした。 それでも何年か続けるうちに、少しずつ売買のコツが掴めるようになり、利益を出せる日も増えていきました。ただ、当時は「将来のために資産を増やす」という意識がなく、「お小遣いがちょっと増えればラッキー」くらいの感覚。利益が出るとすぐに株を売ってしまい、服を買ったり飲みに行ったりして、手元にはほとんど残りませんでした。

4、ライブドアショックの幸運と、リーマンショックの悪夢

そんな中、2006年に「ライブドアショック」が起きます。持っていた株もガクンと下がりましたが、たまたま別の銘柄が株式分割で2倍近くまで跳ね上がり、運よく損失を帳消しにできました。今振り返れば、ただのラッキーでした。 けれど、そんな幸運は長くは続きません。2008年、あの「リーマンショック」が襲いかかります。持っていた株の価値は、なんと約60%も暴落してしまいました。

5、精神的な限界と、市場からの退場

今のように「積立投資」や「インデックス投資」という守りの手法を知らなかった私は、「いつか戻るよね……?」とただ祈るような気持ちで持ち続けるしかありませんでした。結果として資産はみるみる減っていき、精神的にもボロボロに。「もうこれ以上は耐えられない」と、ついに株式市場から退場することになってしまいました。当時は「やっぱり投資は怖いものなんだ」「自分には向いていない」と本気で落ち込みました。

6、失敗を超えて、今のスタイルへ

でも、今ならよく分かります。本当に足りなかったのは、投資の才能なんかじゃありませんでした。「資産運用」という本質的な考え方を知らなかっただけなんです。目先の短期売買で利益を狙うことばかりに気を取られて、「長期でじっくり資産を育てる」という視点がすっぽり抜け落ちていたんですね。 大痛手を負った苦い失敗でしたが、この経験があったからこそ、今の私はインデックス投資を軸に、「長期・積立・分散」をしっかり守ったブレない資産運用を続けられています。あの頃の失敗は、今の私の投資スタイルの土台を作ってくれた、なくてはならない大切なステップだったんだなと感じています。

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