【実体験】インデックス投資と高配当株、結局どっち?49歳の私が「資産形成」と「取り崩し」で考えてみた

投資

「インデックス投資と高配当株投資、結局どっちを選べばいいんだろう?」

投資を始めると、必ずと言っていいほどこの壁にぶつかります。ネットやSNSを見ても「資産形成期はインデックス一択!」「いや、日々のキャッシュフローが得られる高配当株こそ至高!」と、さまざまな意見が飛び交っていますよね。

結論から言うと、私は「どちらが正解か?」ではなく、「今の自分の目的にどちらが合っているか?」で考えるのがベストだと感じています。

今回は、実際にインデックス投資と高配当株・個別株の両方を運用している49歳の私の視点から、双方の考え方や具体的な使い分けについてお話しします。

1. 理論上、資産形成ならインデックス投資が有力

まず前提として、資産を効率よく増やしたい「資産形成期」においては、S&P500やNasdaq100などに連動するインデックス投資が非常に有力な選択肢になります。

理由はシンプルで、以下の2点が大きいためです。

  • 長期的な成長期待: 過去の長期データにおいて、S&P500などの主要インデックスは配当を含めて年率10%前後のリターンを上げてきた時期があります(※もちろん将来のリターンを保証するものではありません)。歴史的に見ても高い成長力を背景に資産を伸ばしてきました。
  • 効率的な複利効果: 投資信託のインデックスファンドの場合、分配金がファンド内部で自動的に再投資されます。配当受け取り時の税金(約20%〜米国株の場合は外国税も含む)を途中で引かれることなく運用に回り続けるため、効率よく資産が膨らみます。

また、新NISA制度を活用する観点でも大きな差が出ます。高配当株やETFで受け取った配当金を自分で再投資する場合、その都度「NISAの投資枠」を追加で使って買い付けることになります。

一方、再投資型のインデックス投資信託であればファンド内部で処理されるため、貴重なNISA枠を消費することなく、効率的に非課税運用を継続できます。

2. それでも高配当株・ETFには「目に見える現金収入」の魅力がある

では、高配当投資はダメなのかというと、決してそんなことはありません。高配当投資の最大の魅力は、「今使える現金(キャッシュフロー)」が手に入ることです。

どれだけ画面上の含み益が増えても、売却しない限り生活費や日々の楽しみに使うことはできません。その点、定期的に口座へ振り込まれる配当金は、生活の質(QOL)を高めてくれたり、投資を続ける強いモチベーションになったりします。

※注意:「高配当=安全・株価が安定」ではない

ここで一つ気をつけたいのは、「高配当株だからといって株価が安定しているわけではない」ということです。

業績悪化による「減配」のリスクもありますし、銘柄によってはインデックス以上に株価が大きく下落することもあります。「高配当=安全な守りの投資」と安易に思い込まず、リスクを理解しておくことが大切です。

3. 【実体験】私が高配当株や個別株を保有している理由

ここで、私自身の実際の運用と保有の経緯についてお話しします。

私は現在、インデックス投資を資産形成の軸にしつつ、高配当の個別株も保有しています。

もともと私は短期売買も行っていたのですが、長期投資へシフトしていく段階で、インデックス投資を知る前にまず「高配当個別株」に出会いました。そして短期売買に見切りをつける際、長期で安心して保有できそうな高配当株を売らずに残したことが、現在の保有につながっています。

また、米国個別株もいくつか保有していますが、こちらは配当目的ではなく、純粋に株価の成長を期待して購入したものです。その銘柄が結果的にたまたま配当を出している(※高配当というわけではありません)という状態です。

現在、私はまさに「資産形成の真っ只中」にいるため、高配当銘柄を積極的に買い増すようなことはしていません。保有している銘柄から配当金が出た際に、それを再投資に回すくらいのスタンスで付き合っています。

4. 「理論上の最適解」と「自分が続けられる投資」は違う

投資の理論で言えば、「資産形成期は100%インデックス投資に集中し、取り崩し期になってから高配当株へシフトする」のが最も資金効率が良いとされています。

しかし、私は「資産形成期=インデックス100%、取り崩し期=高配当100%」という極端な割り切りをする必要はないと考えています。

なぜなら、投資で最も重要なのは「理論上の最大リターンを追求すること」だけでなく、「自分自身が納得し、ストレスなく投資を続けられること」だからです。

  • 将来の資産最大化を目指す「インデックス」
  • 今と将来の安心感・モチベーションを与える「配当金」

私は現在、インデックスを資産形成の中心にしていますが、高配当株を完全に否定しているわけではありません。

むしろ、これまで保有してきた高配当株から配当金が入ってくるのを見ると、「投資しているお金が自分の生活を少しずつ支えてくれている」という実感があります。

資産形成の効率だけを考えれば、もっとシンプルなポートフォリオにする選択肢もあります。それでも私は、過去の投資経験も含めて今のポートフォリオを作ってきたからこそ、完全に理論だけでは割り切れない部分があっても良いと思っています。

5. 資産形成→取り崩しで「売却の心理的ハードル」をどう超えるか

49歳という年齢になり、私も「いかに資産を増やすか」だけでなく、「将来どうやって資産を使っていき、守っていくか」という終盤期・取り崩し期の視点を意識するようになりました。

資産形成が終わったフェーズ(または終盤期)では、増やすことよりも「安定して現金化できる仕組み」が重要になります。

理論上は「インデックス資産から必要な分だけ取り崩して売却すればいい」と言われます。たとえば3,000万円の資産から年間150万円を取り崩す場合、定率や定額で売却していけば計算上は成り立ちます。

しかし、相場が暴落している最中に「含み損が増えている(あるいは利益が減っている)資産を自分の手で売る」というのは、心理的に想像以上の抵抗感があります。

その点、配当金であれば「自ら資産を削って売却する」のではなく「保有している株式やETFから定期的に入ってくる現金」として受け取れるため、資産を減らす心理的ストレスが抑えられると感じる人も多いはずです。もちろん配当金も企業の利益から払われているため経済的な価値としては同様ですが、「心理的な使いやすさ」は無視できないメリットです。

ライフステージや自分のメンタルに合わせて、投資手法の比率を変えていくのはごく自然なことです。

まとめ:今の自分に合った投資バランスを見つけよう

「インデックス投資」と「高配当株投資」、どちらにも明確なメリットとデメリットが存在します。

  • 将来の資産を最大化したいなら: インデックス投資を軸にする
  • 日々のキャッシュフローや投資のモチベーションを重視したいなら: 高配当株や配当が出る銘柄を組み入れる

大切なのは、誰かの正解をそのまま真似することではなく、「自分の過去の投資経験や今の目的、ライフステージに合っているか」です。

私自身も、過去の短期売買から得た経験や高配当株との出会いを活かしつつ、これからもインデックスを軸にした資産形成を続けていこうと思っています。

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