「痛っ……またか」
長時間座っていると腰がズーンと重くなる。
朝起きると、布団から出る瞬間に腰が痛む。
病院や整体に行けば、その場は少し楽になるけれど、数日経つとまた元通り。
「もう年齢的に仕方ないのかな……」
以前の僕は、常に腰に不安を抱え、痛みが再発する恐怖におびえながら生活していました。
そんな僕が、ダメ元で始めたのが「筋トレ」でした。
最初から「腰痛を完全に治そう」と意気込んで始めたわけではありません。
できる範囲から少しずつ体を動かし、コツコツと筋力をつけていったのです。
そして7年。
現在ではウエイトトレーニングを継続し、デッドリフトでは150kgを扱えるまでになりました。
もちろん、筋トレをすれば誰でも腰痛がなくなるわけではありません。原因や症状によって適切な対応は異なります。
それでも僕自身にとっては、筋トレを通じて体を動かす習慣を身につけたことが、腰痛との付き合い方を大きく変える最大のきっかけになりました。
この記事では、僕の実体験をもとに「腰を守る体」を作るためのヒントをお届けします。
※事前にお伝えしたいこと
この記事は僕自身の体験に基づくものです。腰痛にはさまざまな原因があります。強い痛みやしびれ、脚の力が入りにくいなどの症状がある場合は、自己判断でトレーニングをせず、医療機関に相談してください。
1. 僕が筋トレを始めたきっかけは「腰痛」でした
今でこそ週に何度もジムに通っていますが、最初から運動や筋トレが好きだったわけではありません。むしろ、始める一番の理由は「腰への恐怖」でした。
「また痛くなるんじゃないか」とビクビクしながら動く毎日。
整体に通ってもその場しのぎにしかならず、「そもそも、腰を痛めにくい体そのものを自分の手で作れないだろうか?」と考えるようになったのです。
そこで一歩を踏み出したのが、筋トレでした。
2. 少しずつ「体を動かすこと」が怖くなくなった
最初から重い重量を持ったわけではありません。
- できることから少しずつ体を動かす
- 少しずつ筋肉をつけていく
- 少しずつ負荷(重量)を増やしていく
この小さなステップをひたすら繰り返しました。
するとある時から、「腰が痛くなったらどうしよう」と怯える感覚が薄れていることに気づいたのです。
慢性的な腰痛に対しては、適度な運動によって痛みや身体機能の改善が期待できると言われています。僕にとってその「運動習慣」こそが筋トレであり、自分の体を頼もしく感じられるようになった大きな原動力でした。
3. 腰痛だからといって「腰だけ」を鍛える必要はない
7年間筋トレを続けて強く実感したのは、「体はすべてつながっている」ということです。
重いものを持ち上げたり、日常動作を行ったりするとき、腰だけで支えているわけではありません。お尻、太もも、背中、お腹、上半身……全身の筋肉が連携して体を支えています。
だからこそ、腰痛対策としても「腰だけを鍛える」のではなく、体全体をバランスよく鍛えることが重要です。僕が特に意識しているのは以下の4部位です。
- お尻(大臀筋など): 股関節を動かし、腰を支える土台となる
- 太もも裏(ハムストリングス): お尻と連携し、骨盤の位置を安定させる
- お腹(体幹・腹圧): 体幹を安定させ、内側から体を支える
- 背中(広背筋・僧帽筋): 腰から肩までつながり、上半身の姿勢を正しく保持する
4. 僕が腰を守るために取り入れているトレーニング
ここからは、筋トレ初心者でも取り組みやすい種目を紹介します。痛みが強い場合は無理をせず、自分のペースで行ってください。
① ヒップリフト(お尻の強化)
- 仰向けになり、膝を90度に曲げます。
- お尻をギュッと締める意識で、かかとで床を押して骨盤を持ち上げます。
- 目安: 10〜15回 × 2〜3セット
- Point: 「腰を反らせる」のではなく、「お尻を締める」感覚で行います。
② プランク(体幹の強化)
- 肘とつま先で体を支え、頭からかかとまでをまっすぐ保ちます。
- 目安: 20〜30秒 × 2〜3セット
- Point: 長時間耐えることよりも、腰が反らない正しいフォームを維持しましょう。
③ 自重ヒップヒンジ(股関節を使う動き)
- 足を肩幅に開き、お尻を後ろに引きながら股関節から上半身を折りたたむように倒します。
- 目安: 10〜15回 × 2〜3セット
- Point: 腰から曲げるのではなく、股関節から動く感覚(デッドリフトの基本)を覚えます。
④ バックエクステンション(背中・背面の連動)
- うつ伏せになり、胸をほんの少し床から浮かせます。
- 目安: 10回 × 2セット
- Point: 無理に腰を反らすのではなく、背中から腰にかけての筋肉を優しく刺激します。
5. そして僕はデッドリフト150kgを扱えるようになった
腰痛に悩んでいた頃の自分からすると、これは想像もできない変化でした。
もちろん最初から上がったわけではありません。軽い重量から始めて、少しずつ負荷を伸ばしていきました。その過程で学んだのは、「腰で持ち上げるのではなく、脚・お尻・背中・体幹を使って全身で動く」という本当の体の使い方です。
全身で負荷を受け止められるようになった結果、以前あれほど不安だった腰は、見違えるほど強く・頼もしくなっていきました。
6. 筋トレで変わったのは「腰」だけではなかった
7年間筋トレを続けて得られたメリットは、腰痛の不安が減ったことだけではありません。
- 体力がつき、日々の疲れにくさが劇的に変わった
- 身体が引き締まり、姿勢を自然と意識するようになった
- 「自分の体は、自分の行動次第で変えられる」という自信がついた
40代になると「もう年だから」と諦めてしまいがちです。でも、少しずつでも体を動かしていけば、体は必ず応えてくれます。
7. 腰痛対策で一番大切なのは「無理をしないこと」
最後に、一番強くお伝えしたいことがあります。
「よし、今日から激しい筋トレを始めよう!」と焦る必要は一切ありません。
まずは歩く、ヒップリフトを10回やってみる、軽い体幹トレーニングをする——そんな小さな一歩で十分です。痛みが出たらすぐに休みましょう。
「筋トレさえすれば一発で治る」と考えるのではなく、「自分の体を動かせる状態に戻し、少しずつ強くしていく」という意識で長く付き合っていくことが大切です。
まとめ|腰痛をきっかけに始めた筋トレが、僕の人生を変えた
「この腰痛はいつまで続くんだろう」と絶望していた僕ですが、できることから少しずつ体を動かし、7年かけてデッドリフト150kgを扱えるまでになりました。
自重トレーニングでしっかり体に動きを覚えさせたら、ぜひジムに通ってマシンや器具を使った筋トレにも挑戦してみてください。 僕の場合は、ジムで本格的に負荷をかけ始めてから、腰の安定感がさらに増していきました。
まずは今日、たった10回のトレーニングから。
筋肉はすぐには変わりませんが、諦めずに積み上げていけば、少しずつ体は変わっていきます。


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